上司に退職を伝えるのがしんどすぎる人へ

退職前の行動

感謝もキレイな理由もいらない「最低限の伝え方」10選

「もう辞めたい」「今年中には抜けたい」
頭ではそう思っているのに、

  • 上司の顔を思い浮かべた瞬間、胃がキリキリする
  • 「お世話になりました」なんて本音では全然思えない
  • 申し訳なさ・後ろめたさ・怖さがぐちゃぐちゃに混ざって、動けなくなる

そんな人向けに書いた記事です。

ここでは、“いい人”を演じなくて大丈夫 を前提にしています。
感謝をきれいにまとめなくていいし、立派な理由を用意しなくていい。

そのうえで、

「これならギリ、自分でも言えそう」
と思えるような、退職の伝え方10パターンをまとめました。


そもそも:退職に「立派な理由」も「完璧な感謝」もいらない

多くの人が、

  • 納得してもらえる理由を言わなきゃ
  • お世話になったんだから、それっぽい感謝も伝えなきゃ
  • 引き止められたら、ちゃんと話し合って決めないと失礼かも

と、自分で自分のハードルを爆上げしています。

でも、法律的にも現実的にも、
退職に必要なのは**「辞める意思」と「退職日」だけ**です。

「いい理由が言えないから辞められない」
「感謝が言えない自分はダメだ」と責める必要はありません。

この記事では、“最低限だけ伝える”ことを良しとする前提で話を進めます。


① 超ミニマムに「結論だけ」伝えるパターン

いちいち説明する余力なんて残ってない人向け。
最もシンプルで、最もドライな伝え方です。

切り出し

「少しお時間よろしいでしょうか。
退職の件でお話があります。」

本題

「結論からお伝えすると、◯月末で退職させていただきたいと考えています。」

以上で完了です。

理由を聞かれても、深く話す必要はありません。

「今後のことを考えて決めました。」

さらに突っ込まれても、

「詳しくはお話ししたくないのですが、この結論に至りました。」

自分のラインを引くのは、わがままではなく「自分を守る行為」です。


② 「一身上の都合」に全部まとめてしまうパターン

昔からある言い回しですが、
今でも**「それ以上深入りされたくない」時に使える便利ワード**です。

「今後についていろいろ考えた結果、
一身上の都合により、◯月末で退職させていただきたいと考えています。」

理由を聞かれても、詳しくは話さなくて大丈夫。

「詳しい事情は個人的なことなので、差し控えさせてください。
退職の意思は固まっています。」

「ちゃんと説明できない自分はダメ」ではありません。
“個人的な事情なので言いません” も立派な意思表示です。


③ 体調・メンタルの限界を「ぼかして」出すパターン

本当はかなり限界。
でも全部を赤裸々に話すのもしんどい…というときのやり方です。

「ここ最近、体調や気持ちの面で、
現状の働き方を続けるのが難しいと感じることが増えています。
そのため、◯月末での退職を希望しています。」

深堀りされたくないときは、こう続けます。

「あまり詳しくはお話できないのですが、
自分なりに考えた上での判断だとだけ受け取っていただけると助かります。」

会社を責めるわけでもなく、
「自分側の限界」を淡々と出すイメージです。


④ 「相談」ではなく「決めました」と伝えるパターン

「相談」という形にすると、

  • 引き止められたらどうしよう
  • 納得してもらえるまで説明しないといけない…

と、自分の負担がどんどん増えていきます。

そう感じるなら、最初から“決定事項”として伝えるのも一つの方法です。

「今後のことを考えた結果、
◯月末をもって退職する決断をしました。」

「申し訳ありませんが、この決断はすでに固まっています。
今後は、引き継ぎなどについてご相談させてください。」

ここで話し合うのは、
**「退職するかどうか」ではなく「どう退職まで進めるか」**だけ。
そういうスタンスを、静かに置いておきます。


⑤ どうしても口で言えない人の「先にメール」パターン

対面で切り出す想像をしただけで、もうしんどい。
そんな人は、先に文字に助けてもらう選択肢もアリです。

① 先にメール(または社内チャット)で送る

件名:今後についてご相談させてください

「◯◯部長
お疲れさまです。△△です。
私事で恐縮ですが、◯月末をもって退職したく存じます。
つきましては、一度直接お話の時間をいただけますでしょうか。」

この時点で、もう「退職したい」は文字として相手に届いています。

② 面談では一言だけ

「メールでお伝えした通り、◯月末での退職を希望しています。」

理由を話したくなければ、

「個人的な事情なので、詳しいご説明は控えさせてください。」

でOK。
メールに全てしゃべらせて、口頭では“確認だけ”するイメージです。


⑥ 人事・総務・別の上司をクッションにするパターン

直属の上司がどうしても怖い、信頼できない。
そんなときは、別ルートから攻めるのも全然アリです。

「◯◯さん(人事/総務)、退職について相談したいことがあります。
直属の上司には、自分からうまく伝えられる自信がなくて……
手続きや伝え方も含めて、間に入っていただくことは可能でしょうか。」

そのあと、

  1. まず人事・総務に退職の意思を伝える
  2. 人事・総務から上司に話を通してもらう
  3. 上司とは「詳細の確認」と「引き継ぎ」の話だけする

という流れにしてしまえば、
一番しんどい“最初の一撃”を任せることができます。


⑦ 「契約更新しない」で伝えるパターン(契約社員・パート向け)

雇用形態が契約社員・パート・アルバイトなどの場合は、
「退職します」より**「更新しません」の方が言いやすい**こともあります。

「次回以降の契約更新は希望しない方向で考えています。
◯月末をもって契約を終了したいです。」

事務的でドライな言い回しなので、
感情をあまり乗せずに淡々と伝えやすいです。


⑧ 「◯月末で区切りをつけたい」から入るパターン

いきなり「辞めます」はどうしても言えないけれど、
気持ちはほぼ退職で固まっている人向けです。

まずはこう切り出します。

「◯月末で、いったん区切りをつけたいと考えています。」

上司が「その後はどうするつもり?」と聞いてきたら、

「そのタイミングで退職したいと考えています。」

と、「区切り」を入口にして本音をあと乗せする形にします。

「退職」という言葉が喉につかえて出ないとき、
ワンクッションとして使える言い方です。


⑨ 診断書や体調を「書類ベース」で出すパターン

メンタル・体調が限界に近く、
そもそも話すこと自体がしんどい場合もあります。

そんなときは、自分の代わりに書類にしゃべってもらう感覚でOKです。

「医師から、現在の働き方を続けるのは難しいと言われました。
診断書も出ていますので、◯月末を目処に退職したいと考えています。」

医師の診断書は、
「自分だけが大げさに言っているわけではない」という客観的な材料になります。

自分の口からすべてを説明できなくても、
書類が事実を後押ししてくれます。


⑩ 退職届を先に用意して、ほぼ無言で渡すパターン

これは**「しゃべるのが本気でムリ」な人用の最終手段**です。

  1. 先に退職届を書く
    • 「◯月◯日付で退職いたします」と必要最低限だけ記入
  2. 上司に声をかける

「お時間よろしいでしょうか。
こちら、退職届になります。◯月末で退職を希望しています。」

そのあと何か言われても、

「口頭でうまく説明できないので、書面でお伝えしました。」

とだけ伝えればOKです。

完璧に話せなくていい。
紙に自分の代わりをしてもらえばいい。

本当にギリギリのときは、それくらい自分を守っていいんです。


それでも「後ろめたい」と感じてしまうあなたへ

ここまで読んでくれたあなたは、
きっとずっと前から我慢し続けてきたんだと思います。

  • 迷惑をかけたくない
  • 周りは頑張っているのに、自分だけ逃げる気がする
  • 本当は感謝より、怒りやしんどさの方が大きい

そんな気持ちを抱えたまま、
それでも「どうやって伝えればいいんだろう」と考えている時点で、
あなたはもう十分すぎるほど、周りに気をつかっています。

退職は、誰かへの裏切りでも、反逆でもなくて、
「これ以上のムリを、自分に強制しない」ための選択です。

感謝を言えなくてもいい。
上手に話せなくてもいい。
震えながら、メモやメールに頼ってもいい。

この10個の中から、

「これなら、いちばんダメージ少なく言えそう」
というパターンをそのまま使ってもらって大丈夫です。

一言一句コピーしてもいいし、
自分の言葉にちょっと変えてもOK。

どんな形であれ、
「辞める」と口に出した瞬間から、あなたの時間は少しずつ自分のものに戻ってきます。

その一歩を踏み出すための“セリフのストック”として、
この記事をそばに置いてもらえたら嬉しいです。

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