今年中に退職するためにやること

退職前の行動

① 退職の「条件」を決める(覚悟の整理)

ただ「辞めたい」だと迷い続け① 退職の「条件」を決める(覚悟の整理)

ただ「辞めたい」だと迷い続けてしまうから、ここを先に決めておくとブレにくい。
その場の感情だけで決めてしまうと、「やっぱりもう少し頑張るべきかな…」と振り出しに戻りやすくなります。だからこそ、先に自分の中で「ここまできたら退職する」というラインを言葉にしておくことが大事です。

・なぜ今年中に辞めたいのかを書き出す。
まずは頭の中にあるモヤモヤを、そのまま紙やスマホに吐き出してみます。
例)体が限界/上司との関係/将来の不安…など
どれも立派な理由です。「こんなことで…」と遠慮せず、小さな違和感も含めて全部書き出すことで、自分が何に一番しんどさを感じているのかが見えてきます。

・退職の「マイルール」を決める
ここで、自分なりの“退職してOKになる条件”を決めておきます。
例)
貯金◯ヶ月分あれば辞める
次の仕事が決まっていなくても辞める or 決まってから辞める
どちらを選ぶかは正解・不正解ではなく、「自分が後悔しにくい方はどっちか?」で決めて大丈夫です。このマイルールが、迷ったときの軸になります。

・退職日のイメージを決める。
「○月末で退職したい」と自分の中で一度決める。
これは“仮”でもOKです。ゴールの目安を先に置いておくことで、「では、いつ上司に伝えるか」「いつまでに準備するか」が逆算しやすくなります。
会社規定の「退職何日前申告か」(2週間〜1ヶ月前が多い)を就業規則or雇用契約書で確認。
ここを一度チェックしておくと、「この日までに言えば大丈夫」というラインが分かり、不安が少し軽くなります。

👉 まずは紙でもスマホメモでもいいから、
今の気持ちと、自分なりの退職の条件を書き出すところから始めてみてください。


② お金の確認(これが不安だと動けなくなる)

「辞めたい」と思っていても、いざ一歩踏み出せない一番の理由はたいていお金の不安です。ここをざっくりでもいいので見える化しておくと、「本当に詰むのか?」「意外となんとかなるのか?」がはっきりして、気持ちがかなりラクになります。

まずは、月いくらあれば最低限生活できるかを洗い出します。
家賃/光熱費/通信費/食費/保険/ローン/その他の固定費…と、毎月必ず出ていくものを書き出して合計しましょう。理想の生活費ではなく、「ギリギリでも生きてはいけるライン」で考えるのがポイントです。

次に、今の貯金で何ヶ月暮らせるかをざっくり計算します。
「最低限の生活費 × 何ヶ月分あるか」を出してみると、自分の“持ち時間”が数字で見えてきます。

あわせて、退職後にもらえる可能性のあるお金も確認しておきます。雇用保険に入っているなら失業保険、有給が残っているなら何日分の給料が出そうかもチェックしておきましょう。

さらに、年内退職だと住民税や社会保険の支払いタイミングが変わることもあるので、「とりあえず年明け数ヶ月は払えるか?」をイメージしておくと安心です。

👉 こうして数字にしてみると、
「最低◯ヶ月は無収入でもギリギリいける」
という自分のラインが見えてきます。ここが見えるだけでも、「辞めたら終わりだ…」という漠然とした不安が少し軽くなっていきます。


③ 退職後の「次」をざっくり決める

退職を考えるとき、「次を完璧に決めてからじゃないと辞めちゃいけない」と思いがちですが、そこまでガチガチに決めなくて大丈夫です。大事なのは、「完全ノープランで辞めるのか」「ある程度の方向性だけ決めて辞めるのか」 を、自分の中でハッキリさせておくこと。

まずは、自分がどのパターンに近そうかをイメージしてみましょう。
A:すぐに転職したい(会社員を続けたい)
B:少し休んでから働きたい
C:フリーランス・副業を広げたい

どれを選んでもOKです。「こうじゃなきゃダメ」という正解はありません。

次に、気になる業界や職種、働き方をメモしておきます。
たとえば「リモート多めがいい」「残業少なめがいい」「今より小さな会社がいい」など、ふわっとした希望レベルで大丈夫です。言葉にしておくことで、求人を見るときのフィルターになります。

そして、転職サイトや求人アプリにだけ、先に登録しておくのもおすすめです。まだ本格的に動かなくても、「どんな求人があるか眺めてみるだけ」で、世の中の選択肢が見えてきて、気持ちが少しラクになります。

👉 今年中に「完璧な次の仕事」を決めなくても大丈夫。
「とりあえずの方向性だけでも決めておく」 ことで、退職に対する不安はかなり和らいでいきます。完璧な次の仕事」を決めなくても大丈夫。
「方向性の仮決め」だけでも、退職の不安がかなり減る。


④ 会社でやること(退職までのコミュニケーション)

ここが一番ストレスかもしれないけど、やること自体は意外とシンプルです。まずは就業規則を確認して、「いつまでに退職を申し出ればいいか」のルールを把握します。次に、上司に伝えるときの言い方をあらかじめ考えておき、「いつ・どのタイミングで切り出すか」までイメージしておきましょう。あとは、引き継ぎで最低限伝えるべき業務をメモにまとめておけば十分です。「完璧にやらなきゃ」と思いすぎず、押さえるポイントだけ整理しておくことが大事です。

しみが混ざると思うけど、
「今より少しマシな未来」をちゃんとイメージしてあげると、折れにくくなる。

 心と体を守るためにやっておくこと

退職を考えて動き出す時期は、それだけで心も体もすり減りやすいタイミング。だからこそ「がんばる」だけでなく、自分を守る準備もセットでしておきたい。会社の外にいる信頼できる人(家族・友人・元同僚・相談窓口など)を一人は確保しておき、「いざとなったらここに吐き出せる」という逃げ場を持っておく。生活リズムもいきなり整えなくていいので、睡眠や食事を「今よりほんの少しだけマシ」にする意識で十分。また、退職後の自分の姿を少しだけ具体的に想像してみる。「朝の満員電車がない生活」「今より気持ちが軽い自分」など、小さなイメージでOK。①〜④の準備を進めながら、同時に心と体をすり減らしすぎない工夫をしておくことが、無事に退職までたどり着くための最後の大事なステップになる。

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