「もう辞めたい」
頭ではそう思っていても、
- お金が不安
- 上司になんて言えばいいか分からない
- 次の仕事も決まっていない
…こんな不安が重なって、なかなか一歩が踏み出せない人も多いと思います。
この記事では、「退職する」ために、今からできる5つのステップ を整理しました。
完璧じゃなくて大丈夫。できるところから、ひとつずつ進めていきましょう。
① 退職の「条件」を決める(覚悟の整理)
ただ「辞めたい」と思っているだけだと、気持ちはずっと揺れ続けます。
その場の感情だけで決めてしまうと、「やっぱりもう少し頑張るべきかな…」と振り出しに戻りやすくもなります。
だからこそ最初にやっておきたいのが、
自分の中で『ここまできたら退職する』というラインを言葉にしておくこと。
なぜ今年中に辞めたいのかを書き出す
まずは、頭の中にあるモヤモヤを、そのまま紙やスマホに吐き出してみてください。
- 体が限界
- 上司との関係がつらい
- 将来が不安
- 日曜の夜がいつも憂うつ …など
どれも立派な理由です。「こんなことで…」と遠慮する必要はありません。
小さな違和感も含めて全部書き出すことで、自分が何に一番しんどさを感じているのか が見えてきます。
退職の「マイルール」を決める
次に、自分なりの“退職してOKになる条件” を決めておきます。
- 貯金が生活費◯ヶ月分あれば辞める
- 次の仕事が決まっていなくても今年中には辞める
- 逆に「転職先が決まったらその時点で辞める」
どれを選ぶかに正解・不正解はありません。
大事なのは、「自分が後悔しにくい方はどっちか?」 という基準で決めること。
このマイルールが、迷ったときの軸になります。
退職日のイメージを決める
そして、退職したい時期をざっくり決めておきましょう。
- 「◯月末で退職したい」と自分の中で一度決める
これは“仮”でもOKです。ゴールの目安を先に置いておくことで、
「では、いつ上司に伝えるか」「いつまでに準備するか」が逆算しやすくなります。
あわせて、会社規定の 「退職何日前申告か」 もチェックしておきます。
(2週間〜1ヶ月前が多いです)
就業規則や雇用契約書を確認しておくと、
「この日までに言えば大丈夫」というラインが分かり、不安が少し軽くなります。
👉 まずは紙でもスマホメモでもいいので、
今の気持ちと、自分なりの退職の条件を書き出すところから始めてみてください。
② お金の確認(これが不安だと動けなくなる)
「辞めたい」と思っていても、いざ一歩踏み出せない一番の理由は、たいてい お金の不安 です。
ここをざっくりでもいいので見える化しておくと、
- 本当に詰むのか
- 意外となんとかなるのか
がはっきりして、気持ちがかなりラクになります。
月いくらあれば最低限生活できるかを洗い出す
まずは、最低限の生活に必要なお金 を出してみます。
- 家賃
- 光熱費
- 通信費
- 食費
- 保険
- ローン
- その他の固定費
毎月必ず出ていくものを書き出して合計しましょう。
「理想の生活費」ではなく、「ギリギリでも生きてはいけるライン」 で考えるのがポイントです。
今の貯金で何ヶ月暮らせるかを計算する
次に、今の貯金で何ヶ月暮らせるか をざっくり計算します。
最低限の生活費 × 何ヶ月分あるか?
を出してみると、今の自分の “持ち時間” が数字で見えてきます。
退職後にもらえるお金もチェック
退職後にもらえる可能性のあるお金も忘れず確認しておきます。
- 雇用保険に入っていたか(→失業保険の対象になるか)
- 有給がどれくらい残っているか(→何日分の給料が出そうか)
さらに、年内退職 の場合は
- 住民税
- 社会保険料
の支払いタイミングが変わることもあるので、
「とりあえず年明け数ヶ月は払えるか?」をイメージしておくと安心です。
👉 こうして数字にしてみると、
「最低◯ヶ月は無収入でもギリギリいける」
という自分のラインが見えてきます。
ここが見えるだけでも、「辞めたら終わりだ…」という漠然とした不安が少し軽くなっていきます。
③ 退職後の「次」をざっくり決める
退職を考えるとき、
「次を完璧に決めてからじゃないと辞めちゃいけない」と思いがちですが、そこまでガチガチに決めなくて大丈夫です。
大事なのは、
「完全ノープランで辞めるのか」
「ある程度の方向性だけ決めて辞めるのか」
を、自分の中でハッキリさせておくこと。
自分がどのパターンに近いか考えてみる
まずは、ざっくりこの3つのどれに近いかをイメージしてみてください。
- A:すぐに転職したい(会社員を続けたい)
- B:少し休んでから働きたい
- C:フリーランス・副業を広げたい
どれを選んでもOKです。
「こうじゃなきゃダメ」という正解はありません。
気になる働き方・業界をメモしておく
次に、気になる業界や職種、働き方をメモしてみましょう。
- リモート多めがいい
- 残業少なめがいい
- 今より小さな会社がいい
- 人と関わる仕事がいい/コツコツ一人で進める仕事がいい
など、ふわっとした希望レベルで大丈夫です。
言葉にしておくことで、求人を見るときのフィルターになります。
転職サイトにだけ登録しておく
転職サイトや求人アプリにだけ、先に登録しておく のもおすすめです。
まだ本格的に動かなくても、
- どんな求人があるのか眺めてみる
- 自分の希望条件で検索してみる
といったことをするだけで、世の中の選択肢が見えてきて、気持ちが少しラクになります。
👉 今年中に「完璧な次の仕事」を決めなくても大丈夫。
「とりあえずの方向性だけでも決めておく」 ことで、退職に対する不安はかなり和らいでいきます。
④ 会社でやること(退職までのコミュニケーション)
ここが一番ストレスかもしれませんが、
やること自体は意外とシンプル です。
就業規則を確認する
まずは、
- 「いつまでに退職を申し出ればいいか」
- 「退職願・退職届の決まりはあるか」
といったルールを就業規則や雇用契約書で確認しておきましょう。
上司にどう伝えるかを決める
次に、上司に伝えるときの言い方をあらかじめ考えておきます。
- どのタイミングで切り出すか
- どんな言葉で最初の一言を伝えるか
ここまでイメージしておくだけでも、「言わなきゃ…」のストレスが少し軽くなります。
引き継ぎ内容をざっくり整理しておく
あとは、引き継ぎで最低限伝えるべき業務をメモにまとめておきましょう。
- 担当している仕事の一覧
- 進行中の案件の状況
- 関係する取引先や社内メンバー
などを簡単に書き出しておくだけで十分です。
「完璧にやらなきゃ」と思いすぎるとしんどくなるので、
押さえるポイントだけ整理しておく くらいの感覚で大丈夫です。
⑤ 心と体を守るためにやっておくこと
退職を考えて動き出す時期は、それだけで心も体もすり減りやすいタイミングです。
だからこそ、「がんばる」だけでなく、自分を守る準備 もセットでしておきたいところです。
会社の外に「逃げ場」をつくる
会社の外にいる信頼できる人を、一人は確保しておきましょう。
- 家族
- 友人
- 元同僚
- 相談窓口やカウンセラー など
「いざとなったらここに吐き出せる」という逃げ場があるだけで、かなり心が軽くなります。
生活リズムを「今より少しだけマシ」に
生活リズムも、いきなり完璧に整えなくて大丈夫です。
- 眠る時間を30分だけ早くしてみる
- コンビニでもいいから温かいものを意識して選ぶ
- スマホを見る時間を少しだけ減らす
など、「今よりほんの少しだけマシ」にする意識 で十分です。
「今より少しマシな未来」をイメージする
退職後の自分の姿も、少しだけ具体的に想像してみてください。
- 朝の満員電車がない生活
- 今より気持ちが軽くなっている自分
- 新しい仕事や勉強に少しワクワクしている自分
不安と楽しみが混ざると思いますが、
「今より少しマシな未来」をちゃんとイメージしてあげると、心が折れにくくなります。
①〜④の準備を進めながら、同時に心と体をすり減らしすぎない工夫をしておくこと。
それが、無事に退職までたどり着くための、最後の大事なステップになります。
おわりに:辞めたいあなたへ
退職を考えるほど、きっと今の環境はつらいはずです。
ここまで読み進めた時点で、もうすでに「変わろう」としている自分がいます。
- ① 退職の条件を決める
- ② お金の不安を数字にしてみる
- ③ 退職後の「方向性」をざっくり決める
- ④ 会社でやることを整理する
- ⑤ 心と体を守る準備をしておく
全部いっぺんにやらなくて大丈夫。
気になったところから、一つずつ、できる範囲で進めてみてください。
「辞めたい」と思ったあなたの感覚は、きっとどこかで本音です。
その声をなかったことにせず、少しずつ「辞める」を現実に近づけていきましょう。
