「高市一強」は本物か?347人の巨大議連が浮き彫りにした自民党の現在地

高市政権

先日、自民党内で347人もの議員が参加する巨大な議員連盟「国力研究会」が発足し、政界で大きな注目を集めています。高市早苗首相を支える基盤とも言えるこのグループ、一体なぜこれほどまでに巨大化したのか、そして今後の自民党はどう動くのか。分かりやすく解説します。

​1. なぜ347人もの議員が集まったのか?

​今回発足した「国力研究会」の参加者は、なんと自民党議員の8割超にあたる347人です。これだけの人数が集まった背景には、来年秋に控えた「自民党総裁選」を見据えた戦略があります。

​高市首相の再選を視野に: 高市政権は、前回の選挙で歴史的な大勝を収め、今も高い支持率を維持しています。党内では「今の自民党を引っ張れるのは高市氏しかいない」という空気が強まっており、その支持を可視化したのが今回の議連です。

​ポスト高市を見据えた有力者たち: 茂木氏、小泉氏、小林氏といった次期総裁選の有力候補たちも発起人に名を連ねました。彼らにとっても、高市氏に対抗するのではなく、今の主流派として力を蓄えつつ「ポスト高市」を狙うほうが得策、という戦略が見えます。

​2. 「巨大すぎる」ゆえの課題

​一方で、高市氏の周辺からは「人数が集まりすぎではないか」という懸念の声も上がっています。

​結束の維持が難しい: 150~200人規模であれば固い結束が期待できますが、347人という規模になると、派閥というよりは「緩やかな集合体」になりがちです。

​「獅子身中の虫」への警戒: 中には以前から別のグループを作っていた議員や、過去の経緯から動きが読めない議員も含まれています。これだけの人数がいれば、総裁選という肝心な局面で足並みが揃うか、あるいは寝返る人が出てこないか、見極めが重要になります。

​3. 麻生太郎氏が「キングメーカー」に

​今回の発足で浮き彫りになったのは、麻生太郎副総裁の存在感です。党内の有力者をまとめ上げる中心に麻生氏がいることで、今回の「高市一強」体制の基盤がより強固なものになっています。

​今の自民党は、高市首相という強力な看板のもと、これまでにないほど大きな塊になりつつあります。今回の議連は「1回限りの集まり」という話も出ていますが、この巨大な塊が今後どのような方向に動くのか。これからの「高市カラー」がどう色濃くなっていくのか。自民党内のダイナミズムから目が離せません。

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