中東情勢の緊迫化で、ガソリン価格が再び高騰しています。
「原油が1バレル=100ドルを超えた!」「これからもっと上がるのでは?」と不安を煽るニュースも多いですが、実はマーケット(市場)のデータを見ると、意外な景色が見えてきます。
高橋洋一先生の分析を元に、私たちが知っておくべき「3つの真実」を整理しました。
1. 「100ドル超え」は、あくまで“目先”の話
30日の原油先物(WTI)が102ドルを付け、ウクライナ侵攻以来の高値になったのは事実です。
でも、ここで大事なのは、これが**「5月分(直近)」**の価格だということです。
いま高い理由: トランプ大統領の強気な発言やイランの反発など、明日どうなるか分からない「目先の不確実性」が価格を押し上げています。
将来はどうなる?: 面白いことに、7月分は89ドル、11月分は76ドルと、**「先になればなるほど安く」**なっています。これは、市場が「今の騒動は長くは続かない」と冷静に見ている証拠です。
2. 停戦の確率は、データが教えてくれる
「いつ停戦するのか?」という問いに対し、感情ではなくデータで答えるとこうなります。
高橋先生が先物市場のデータから読み解いた、**「落ち着きを取り戻す確率」**がこちら。
・5月中旬 約1割 まだまだ一進一退の攻防か
・7月4日 約4割 米独立記念日に向けて期待感
・11月3日 約8割 米中間選挙
注目すべきは、トランプ大統領がガソリン高騰による支持率低下を恐れ、中間選挙(11月)までには何らかの形で決着をつけるだろう、という市場の予測です。
3. 「批判」するより「データ」を見ろ
世の中には「もっと深刻になるはずだ」と悲観論を唱える人も多いですが、高橋先生は一貫して**「市場の数字」**を重視しています。
市場は嘘をつかない: もし「1年後も原油が高い」と確信しているなら、今の安い先物を買えば儲かるはず。でも、多くのプロがそうしていないということは、市場全体は「今の危機は一時的」と判断していることになります。
主観 vs データ: 誰かの「なんとなくの不安」に振り回されるより、世界中の投資家が身銭を切って出している「市場価格」を見る方が、予測の精度は圧倒的に高くなります。
独り言のまとめ
「100ドル超え」という数字だけを見るとパニックになりますが、半年先、1年先の数字を見ると、マーケットは意外と「紛争以前の日常」に戻ることを想定しています。
今のガソリン高騰は確かに家計に痛いですが、出口はちゃんと見えています。
**「11月の中間選挙」**という大きな政治イベントが、原油価格を落ち着かせる強力なブレーキになる。そう考えると、少しだけ冷静に今の情勢を見守れる気がしませんか?
ととは思います。ニュースの「見出し」に一喜一憂するのではなく、その「先」にある数字を読む力、これこそが今の時代を生き抜く知恵ですね。
(あとがき)
「市場を出し抜いて儲けたらどうか」という高橋先生の皮肉まじりのアドバイス、相変わらずキレッキレです(笑)。
感情を排除して数字で語る。これが、不透明な時代に私たちが持つべき一番の武器かもしれません。
